ここは元から楽しい地獄

気持ち悪い人のブログです

もっと触りたいと思った

 

誰しも異性に触れられて嫌だと感じたことがあると思う

 

 

その気持ちが、自分が性的対象としてみていない相手からの好意や下心が感じとれてしまった時の嫌悪感だということにはつい最近気づいた。

 

 

今まで恋人と手を繋ぐのでさえ気持ち悪かった。

 

本当に彼らのことを愛せていなかったのだと申し訳なくなる

 

 

過去のことは置いておくことにして

 

 

最近、触れたいと思う人が現れた。

 

彼は全く私のタイプではない。

私より背が低く、性格は皆に平等に優しい。異性からより同性からカッコイイと言われるタイプ(男性陣曰く「甘いマスクのイケメン」、女性陣曰く「フツメン」)で常に笑顔を絶やさない人。

 

第一印象は「なんだか苦手。」

 

 

 

だけど彼と初めて握手をした時、もっとこの人に触りたいと思った。

 

ここ数ヶ月それなりに多くの異性と触れ合う機会があったのだけどそう感じたのは彼だけだった。

 

その気持ちは徐々に大きくなっている

 

彼はよくハイタッチや握手をしてくる人で、知り合って数ヶ月だけれど触れる機会が多かった

 

彼に触れていると心地よい

 

気持ち悪い発言だとは分かっちゃいるけれど、こんなことを言うのはこの場だけにするから許してほしい

 

今まで人に触れるのが気持ち悪いと感じることの方が多かったから、久しぶりの感覚に戸惑っている。

 

 

 

彼に触れて心地よいと思うのは、彼が私に全く好意を抱いていないからだ

 

むしろ、うっとうしいとさえ思っている気がする。

 

普段誰にでも優しい人の、一瞬見せる素の表情、発言ほど怖いものはない

 

小さな表情の変化、目、ちょっとした一言で

私の事が苦手だと、私と少し距離をとりたいと思っているのがわかる

 

 

私がせっかく彼が誘ってくれても彼を避けるから

連絡をくれるのにそっけなくしてしまうから

彼が歩み寄ろうとしてくれてるのにはぐらかしてしまうから

 

よくわからない面倒な人

 

と思われるのは至極当然の事なのだろうけど

 

 

 

知り合って2ヶ月、彼を含めた何人かで遊ぶことが多く、彼と会う頻度はどんどん多くなってきている。けれど、どうしても避けてしまうからか一向に距離が縮まらない

 

 

 

 

私は彼が好きなのだろうか。

 

 

 

 

私の事を異性として全く見ておらず、人間としても下に見ているであろう彼を

 

自分ではそれを表に出していないと思っている馬鹿で優しい彼の事が

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

拝啓

私を殴打し罵倒し続けたお父さん、お兄さん

お元気ですか

 

娘(妹)はすくすくと気持ち悪いメンヘラに育っております。やっほー

「女の人は男の人より財産を持っていちゃダメなのよ」

 

小さな私に母がそう言ったことを今でも覚えている

 

 

母は大学を卒業した後、大手自動車会社勤務で貯めたお金を頭金にし29歳で不動産会社を立ち上げた。

 

経営者であった祖父の血なのか、商売の才があった母の会社はすぐに軌道にのり、母が設計した一軒家やマンションが何棟も建設され、30年以上経った今でもいくつか残っている。

 

しかし売り上げがうなぎのぼりだった会社設立3年目、母は父と籍を入れ、それと同時に会社と建設物の所有権を知人に譲った。

 

大家もやっていたので一軒でも所有しておけば家賃収入だって入ってきただろうに。

 

難しい言葉はわからなかったが母は父との結婚と引き換えに大金を手放したということは子供ながらに理解できた。

 

 

なんで?もったいないじゃないか。

 

幼い私がそういうと母は

 

「女の人は男の人より財産を持っていちゃダメなのよ。だって(男の人が)格好つかないじゃない?」

 

そう言った。

 

 

変なの。いいじゃん。女が沢山稼いで何が悪いんだ

 

 

物心ついた頃から結婚になんの夢も希望も抱いていなかった私は、生きるために必要なお金を簡単に手放した母の話を聞き、彼女は心底バカなことをしたなと思った。

 

 

 

 

 

それから10数年経った今、私は社会人になり、自分でお金を稼ぐ様になった。

 

 

現在有難いことに同い年の女性の倍近くの年収をもらっている。

 

 

 

お金が多くもらえることは嬉しいことだ。

大好きな旅行にも行けるし、美味しいものだって食べられる。

 

ただ最近自分がメキメキ稼いでいることに少し引け目を感じるようになってきた。

 

 

会ったばかりの異性に私の会社のことや職種の話をすると決まってお金の話になる。

 

その時の返しに迷うようになってきたからだ。

 

時に実際より低くこたえてみたり、自虐してみたりすることが多くなった。

 

 

 私は自分が人より多く稼いでいることに誇りを持っているし、年収だって毎年上げていきたい。

 

 

でもこの先、例えば誰かに好意を抱いた時、相手の稼ぎを聞いて一喜一憂する日がくるのではないかと思うとうんざりする。

 

 

 

 

 

「女の人は男の人より財産を持っていちゃダメなのよ」

 

 

男女平等を謳う現代でその言葉はあまりに古臭く、埃かぶっている 

 

 

でも、皆口にしないだけで実際のところはまだそうなのかもしれない。

 

 

その方が、うまくいくのかもしれない。

 

やりたいことが沢山ある

やりたいことが沢山ある

 

幸せなことだと思う

 

 

上京するまではとにかく両親の要求から反れない様、なるべく両親の反感を買うようなことはしないよう、何かをしたいと思わないように生きてきた。

 

友人と頻繁に遊ぶことも、ゲームセンターに行くことも、クラスのみんなが見ているテレビ番組を見ることも

 

両親の気に触るようなことはなるべくしないようにしていた

 

 

習い事、進路、バイト、友達、趣味

 

 

思えば私の全ては両親が決めていた

 

 

家を出るまで自分の意思で何かを決めるという経験をほとんどしてこなかった

 

 

だからプライベートではやりたいことが無く

仕事でも言われたことしか出来ない、応用のきかない人間だった

 

〝だった〟と

 

今この場で過去形に出来ていることが嬉しい。

 

 

今はやりたいことが沢山ある。

 

体力作りにヨガを始めたし

ボルダリングも先月からやり始め、ブログも1年ほど続けられている。

 

ヨガの半年お試し期間が終われば次はジムにも通いたい

 

もともと音楽が好きだし何か音楽に携わってみたい

そうだな、ストレス発散にドラムもいいな

ボイトレは去年一度教室を下見してみたけれど自分にはあわなかった

 

 

 

仕事でもプライベートでも、徐々にだけど自分の意思で行動するようになってきている。

 

 

 

 

 

何をやってもいいんだ

 

 

 

もっと自由に若さを楽しもう

 

 

同年代が経験してきたこと

 

勿論社会人として羽目を外しすぎない程度に

 

今しかできないことを楽しみたい

 

元彼のSNSを見るのをやめたい

 

去年の冬に別れた人

 

半年ほど付き合っていた人で、向こうからの猛烈な押しに負けて付き合った彼

 

彼の外堀は完璧だった

 

 

元ヤンで悪いことは一通りやってはいたが運動も勉強もできるから中学生時代はファンクラブがあり、たいして勉強もせずに偏差値70超えの高校に入学。

 

その後も野球部のキャプテンとして野球一筋に打ち込み、家庭の問題で2浪はしたものの某有名大学に入学

 

常に異性からはモテ、交際人数は私を入れて10人、経験人数は教えてはくれなかったけれど多分交際人数の数倍

 

某有名企業の営業で1年に数十億売り上げるエース

 

顔は私はタイプじゃなかったけれど藤原竜也小澤征悦を足したような顔

 

車はjeepで趣味はドライブ音楽はpitbullのようなクラブミュージックを好んで聴いていた。

 

 

一方私は学生時代にモテた思い出もないし勉強もどれだけやってもそこそこだったし運動も得意ではない。

一応名の知れた企業で勤めてはいるが別に誰だってできることをただ淡々と行っているだけ。

顔もかわいくなければ付き合った人数も少ない

 

 

つまり私たちは真逆だった。

 

彼はもともと自分の周りにいるようなギャルより私のような冴えない女が好きなようで

「ふわふわしている、清楚、純粋そう、パステルカラーが似合う、家庭的、大和撫子」な女が好きとよく言っていた。

 

 

自分では全く上記に当てはまらないと断言できるのだが、私の見た目は彼の理想そのものだったらしい。

 

 

私が好きなのは星野源のような図書館の端にいるような人(全国の星野源ファンの皆さんごめんなさい)であって湘南でナンパしてそうな見た目の人は全くもってタイプではなかったが、「モテるチャラ男と付き合ってみるのも楽しそう。」「面白そうだしいいひまつぶしになるか」という最低で軽い気持ちで付き合うことにした。

 

彼と付き合っていくうちにいくつか発見があった。

彼はチャラ男特有の軽い話し方は一切なく、どちらかというと話はつまらなく、本当にチャラいというより若い頃に無理していたという感じだった

しかしモテるのは事実で、私と付き合っていた半年間でも私が知っている限り3人から告白を受けていた。

無理していたのかもしれないが交際人数が多いのは事実で、自分がしてこなかった恋愛の話を聞けるまたとないチャンスだし、その話を聞いて自分が嫉妬というものをするのか興味があったから、彼は嫌がったが、私は彼の過去の恋愛を聞くのが好きだった。

 

 

彼といるのはつまらなかったけれど彼を観察するのは面白かった。

 

彼はヤンキーの皮を被ったロボットのような人だった

 

彼は人としての感情が欠如しているように感じることが多々あり私は少しずつ、彼に恐怖を覚えた。

感情の機敏が全くわからない人で、口数は少なく何を考えているかわからない。

 

彼の家庭環境は最悪で、母親は14の時に20歳年下の男と家を出て、父親はDV、その後祖父母に引き取られたがその翌年祖母は過労死、それを追って祖父が自殺しようとしていたところを彼が止めた。

親の借金と家のローンは彼が一人で返し続けており、弟は地元で有名なヤンキーだった。

まるで悲劇のヒーローのような環境で育った彼は大抵のことでは感情が表に出ない性格で、けれど人一倍家族に憧れているのが少ない言葉から容易に読み取れた。

 

 

彼は異常なまでに子供を欲しがった。

 

好きな人と幸せに一生一緒にいたい、その先に子供が欲しい。

というより

家庭が欲しいから子供の為に良い母親になりそうな人と結婚したい

 

そのようにとれた

 

実際別れた理由も子供で

私は全く子供が欲しくなかったし、付き合ってまだ半年なのに子供子供という彼に腹が立ち、一生絶対要らないと言ったらあっさり別れを告げられた。

 

彼との出会いで勉強になったことは、家庭環境が悪い家で育った子供はどれだけ自分で環境を変えようともがいたところで結局形成されてしまった思想は変えられないし、死ぬまで家庭に憧れ、満たされないまま生きていくということ。

 

私も家庭環境が良い方ではなかったので、彼の気持ちはわからなくなかった。

 

彼は人一倍家族に憧れ、家庭をもつことを望み

私は人一倍家族を憎み、家庭を持つことを恐れている。

 

 

違うベクトルではあったものの、私たちはずっと元の家庭を引きずるアダルトチルドレンで、だからうまくいかなかった。ただそれだけのこと。

 

 

彼と幸せな未来を描けなかったし、別れて正解だったと心から思っている。

 

だけど

 

私は未だに、彼のSNSを見てしまう。

自分から全ての繋がりを絶ち、ひどい捨て台詞を言ったくせに、彼の鍵のついていないインスタグラムをどうしても見にいってしまう

 

 

 

彼は昨日福岡のホテルで誰かとの朝食写真を載せていた。

私は大阪のホテルでそれを見てこの支離滅裂なブログを書いている

「私は美人だったから性格が悪い」と彼女は言った

 

昨年の夏、仕事の都合で6つ上の先輩と九州で半月ほど過ごした。

 

ある日彼女が私と他愛のない話をしている時

 

 

「美人は性格が悪い。私は美人だったから今も性格が悪い」

 

 

と言った。

 

 

一瞬、時が止まった

 

私は生まれてから今まで自分を〝美人〟だと思ったことが一度もない。

自分の容姿で笑いを取れるほどふっきれてもいないから、自分を美人と名乗ったこともない。

 

自分の容姿に対しての肯定的な発言は私の中で禁句ワードであり、禁句中の禁句である言葉を、目の前にいる、6つ上の女性が決して冗談ではなく、当たり前のように言うので、驚いてしまったのだ。

 

 

私が学生時代仲良くしていた、学年一の美人だったNちゃんの話に対して言った言葉だった。

 

 

 

「美人は自分の周りにブスを置きたがる。自分が一番かわいく見えるように引き立て役で固めるんだよ」

 

 

「私は美人だったから勝手に人が群がってきたしクラスの女子もちやほやしてきた。」

 

 

 

 

自分が遠回しにブスだと言われていることより、彼女が漫画の中のお金持ちなお嬢様が言いそうなセリフをつらつらと言うもんだから

「現実でもこういうこと言う人っているんだ!」

と驚愕と興奮を覚えた。

 

 

その一件以来、彼女の発言を注意深く聞いてみることにした

 

 

 

彼女は中学時代に戻りたいという

「美人でモテたから」

 

 

彼女は高校時代に戻りたくないという

「モテなかったから」

 

 

彼女は男友達がいないという

「恋愛になってしまうから」

 

 

彼女は女子高生の団体の中にいるおとなしそうな子が私達に道を尋ねてきたときに言う

「ブスは役に立たないとグループに入れてもらえないから必死だね」

 

 

写真は自分よりブスとしか撮らないという

「自分を輝かせたいから」

 

 

20代で結婚することがゴールという

「行き遅れたら終わり。女の幸せは結婚だから」

 

 

彼女は高齢出産をしたくないという

「歳老いた母親が嫌だから」

 

 

 

 

 

 

気持ち悪いくらい逐一彼女の発言を覚えているのはどの発言も私が一度も他人に言ったことがない、言うべきではないと思っているものばかりだったから

 

 

 

人の性格は10歳までで決まると何かの本で読んだことがある。(諸説ある)

 

彼女はきっと性格が形成されるまでの間、周囲から蝶よ花よと可愛がられたのだろう。

 

 

可愛いこと、美しいこと、異性からモテること、同性から羨ましがられること

 

 

それが彼女の全てだ

 

 

だから30歳に差し掛かった今、年齢とともに変化していく自分の見た目に耐えられず過去の自分にすがり、他人を見下す発言をする。

 

 

私は美しかったことなんて一度もないけれど、〝美人だった〟彼女になりたいとは思わない。

 

 

形ばかり気にする彼女の見た目も、生活も、仕事も、結婚も幸せには見えないし

女性であることに永遠に囚われ自分の下ばかりを探す人間にはなりたくない。

 

 

 

 

 

ここまで書いといてなんだけど勘違いして欲しくないのは私は彼女のことが憎くて仕方ないから書いている、などではなく、自分とは相容れぬ彼女が面白かったから書いている。

 

世の中いろんな考えの人がいて楽しい

帰国子女の章

 英会話を学びたい私は時々無料の国際交流イベントに参加する。

 

市営のボランティアだったり、有料のイベントだったり、様々だがとにかく英会話教室に通うより安く、生きた英語が学べるのが魅力的だ。

 

最近とある国際イベントに参加した際に出会ったのが帰国子女のRである。

 

彼は39歳で高校時代からカナダに留学しその後アメリカの某有名大学を出てサンフランシスコ、NY、LAでの仕事を経て半年前に日本に戻ってきた帰国子女だ。

 

 

趣味は筋トレで今は六本木ヒルズの某外資系金融勤めというエリート。

 

そんなRが英語を教えてくれるというので食事に行ってきた。

 

 

駅で待ち合わせし静かなBARか賑やかなお店のどちらがいいか聞かれたが、絶賛串モノが食べたかった私は目の前にあった鳥貴族をチョイス。

 

笑われはしたものの入店し食事がスタート。

 

英語の勉強とは口実なのはわかってはいたが私は英会話を学びたいので食事中英語での会話を要求。

 

簡単な英語で最近のこと仕事のことなど一通り話し終えた後に恋愛の話に突入。

 

日本での暮らしより外国での暮らしの方が長いR、恋愛もど直球。

 

R「you are my type. I want you to be my girlfriend」

 

私「(ピャッ)wel..now, i'm nervous about love...  cuz I broke up with my boyfriend recently」

 

「you must be active! you need another guy like me! do you think about me? 」

 

(ふ、ふぃ、、、)

 

「僕のことをどう思う?顔は?君は自分からガンガン行くタイプに見えないから僕が今積極的になってみてるんだけどどうかな?元彼とはなんで別れたの?セックスの相性は?性格は?彼はまめだったの?僕だったら寂しい思いをさせないよ!僕は君の中で何パーセント可能性がある?」

 

(ふ、ふええええ!!!!!)

 

 

 

 

これが帰国子女...

 

 

 

これUSA!!!!

 

 

 

帰国子女の同僚によく英会話を覚えたければ外人と付き合うのが一番と言われてきたが、確かに彼といれば英語は学べそうだった

 

 

しかし外国の男性は何人もの女性と一度に付き合うのが普通だと聞く。

 

彼は何も言わなかったが人生の半分以上をアメリカで過ごした彼もまたそのようなスタイルのように感じた

 

日本生まれ日本育ちの生粋のジャパニーズであるわたしにはそのような恋愛は向いていない。

 

なにより歳が上すぎて食指が動かなかったのでRの申し出はお断りさせていただいた。

 

 

 

 

 

アメリカの軽いノリを感じることができて良い経験になった。

ありがとうR

頑張って女をひっかけろよ。

 

 

ー帰国子女の章ー完

Dの章ー完(?)ー

※下ネタを恥じらうシャイガールなので題名変更しました

 

 

新宿三丁目のBARで29歳童貞の人(以下Dとする)と飲んで来た

Dが何故童貞なのかはラインでの店決めで私に家の場所や苦手な食べ物などを聞かないあたりからうすうすわかっていた。


当日も新宿三丁目から徒歩30秒のBARに行くというのに新宿東南口待ち合わせ。

東南口を指定したのはDなのに間違えて東口で待っている。


集合したはいいが場所もわかっておらず携帯も充電ギリギリで結局私が地図アプリで探して店まで行くことに


会話も弾まず、目は泳いでいる


何か頼むにしてもメニューを開いたままどうする?しか言ってこない。
なんでも食べれるから任せていい?
と言っても決められないので私が決めることに。

注文一つ店の人に言えないetc

 

 


この世には35億と五千万人(当社調べ)もメスがいるというのにDが一度も交際したことがない理由がわかった。

 

 

 


《全く気が使えない。》

 

 

 

 

 

気が使えない人間などごまんといるが彼は常軌を逸した気の使えなさだった。

加えて自分に自信がなくオドオドしている。


これは納得のDTだ。

 

なんだかDを見ていると呆れを通り越して応援したくなる


(私もコミュ障だよ、怯えないで、大丈夫だよ!)


そんな気持ちだ

 

私の呆れに気づいたのかついにはアドバイスを求め始めたD。


私も恋愛経験は少ないので上手いアドバイスはできないがなんとかして彼の力になりたい

 

恋愛偏差値は低いが営業偏差値はいつもしごかれているからそこそこあるはず。

 


「営業が上手い人はモテる」

 

よく上司に言われていたこの言葉は確かに間違いではないと思う。

 

周りの営業が上手い人は皆異性にモテている。

 

私は異性にモテたことはないが、自分に好意を持つ可能性の高い人を見分けることや、どの様にしたら他人に好意を持って貰えるかはある程度は理解している。(恋愛感情かは別として)

 

 

 

 

オーケーDTボーイ、コミュ障同士助け合おうじゃないか。

 

 

 

 


Dに出来る営業マン(モテる男)のいろはを伝授することにした。

 


しかしDの口から出るのは

「でも、、、」

「難しい、、、」


「一応やってる、、、」

と後ろ向きな事ばかり。

 

 


うるせえ!!!やるしかねえんだよ!!!!
てめえがアドバイスくれっつうからしてやってんだろ!!!!!

 

やれ!!!あんた宿題やるまで今日の夕飯抜きだからね!!!

 

 

 

 

 


心のオカンがついDにきつくあたってしまったが、帰り際にDは「頑張る」と言っていた

 

 

 

 

 

 

 

 


頑張れDTボーイ。
君の人生に幸あらん事を

 

 

 

 

Dの章ー完ー